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2007 02 19

独察思案化水素酸


なんだか考えることがたくさんあって
あっちをふらふら
こっちをふらふら
アタマの中の小さい人が
ちまちまちまちま
つまみ食いをしているので
味が混ざってあまいのか、からいのか
よくわからない。

ボクはどちらかというと
“考えやすい人”であると思う。
本を読んでは考え、
写真を見ては考え、
掃除をしては考え、
お湯を浴びれば考え、
くしゃみをすれば考え、
ホッチキスを使えば考え、
足の小指をぶつければ考え、
ことある事に何か考えている気がする。
考える内容については、
えらく高尚なときも、
やたらにくっだらないことも。
まぁ、みんなそうか。

しかし、考えやすいということと
良いアイデアはセットではないので、こまる。
頭の中にいろんなものを
次々に代入して攪拌してみて、ポロリ。
出てくるのはホコリの塊みたいなのが多いけど、
たまにキラリと光るものがでてくることがあって
それがどうしようもなくたのしいのだ、きっと。
磨けばたぶん光る。
磨き忘れることもある。
答えが出ないでグルグル
カラカラ空回りなんてこともよくあるし。
また、考えるのにも得意な分野と
そうでない分野がある。
グルグル回廊は、得意でない分野に多く潜むよね。

とにかく、運転中だけは
しっかりしなきゃだよなぁ。
いかん、いかん。

しかし、ずいぶん
あたたかくなってきましたね。

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2006 12 10

観葉観光観歓感

父君と母君が偽物の観葉植物を持っていらっしゃった。
部屋に緑があると、
結構イメージが変わるものだと少し驚きです。
新しく来たソファに二人並んで座り、少し談笑。
部屋自体はもう幾度か見ているので、特に感慨はない様子。
空腹の訴えを受けいれ、食事へ。
滞在時間はものの5分。

サントリーミュージアムの上にあるレストランへ。
大阪港の地域性をようやく理解したようで、
輝く観覧車に感嘆。
イルミネーションの海遊館に詠嘆。
はしゃぎときめく父と母。
今度チケットでもプレゼントしよう。

食事をしながら、仕事についての話もチラホラ。
いまいちボクの携わる「デザイン」という仕事が
わからない様子だ。
いまだに芸術家と間違えて認識してる人いるし、
絵を描く事がイコールになっている人もいる。
麦酒の件でさらに誤解を招いた部分もある。
説明しだすと難しくなってくるし、
もしかしたら、ボク自体
あんまりよくわかってないのかもしれない。
まぁ、そんなこんなをとりとめもなく話した。
たまには外に連れ出すのも、親孝行かもしれないな。

変わって今日はいい天気。
久しぶりにお昼まで寝たら、遠くの港大橋がキレイ。
海を見にぶらり散歩に出かけると
飛行船が飛んでいた。
寒い中、釣りをしているおじさん方がチラホラ。
カップルや家族の笑顔と嬌声、
わかりやすい幸福の形態が散見される。
観光地で見る光とは、浮かべる笑顔のことではないか。
独りぶらぶら歩いているのが少々面映ゆい。
おだやかな日差しがあたたかく、海が広い。
それでも風は、強く冷たい。
落ちてくる枯れ葉に、
灰色の猫が手を伸ばしていた。

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2006 12 06

浪速銀河鉄馬道

冬将軍が本気を出しはじめたようで、
とても寒い。
とてもとても寒い。
職場がまた、さらに輪をかけて底冷えがひどい。
まぁ、明治からある建物らしいのでいたしかたなし。
しかし、寒さには滅法弱いボクだ。
デスクワークに対する防寒具としては
膝掛けが一般的で有効だが、
立つたびに膝から除いて、
また座ってセッティングというのが
どうにも面倒に感じてヤンピ。
現在は、ソムリエエプロンを装着して
日々労働に励んでいる次第です。
実用性もさることながら、
飲食関係のアルバイト経験がないボクには
なかなか新鮮(去年から使ってはいるが)で気に入っている。
そのままの格好で
外に出る(喫煙のため)ことも多々あるのだけれど、
やっぱり違和感があるようで、
ジロジロと見られるのはご愛敬。
ちなみに、暑いのにも特に強いわけではないボクだ。
常秋の島に行きたい。

本日は、なみはや大橋を通過しての帰宅。
10円玉を手渡して
銀河鉄道のような坂道を登る。
高さ45mからのパノラマ絶景は、
月に手が届きそうだ。


ボチボチ部屋も落ち着いて、
今週末にはソファがやってくる予定。
ご招待ではないけれど
住居御披露目部屋公開と
その無骨な扉を開けよう。


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2006 12 01

傍若友人警笛音


信号待ち。
イヤホンからのパルスの合間に、
誰かを呼ぶ声がする。
左を見ると軽の白いワゴンが一台。
窓から半身乗りだして、
こちらに顔を向けている。
どうやらボクを呼んでいる様子。
妙にスマイル。
音を止めて聞き質す。

「すいません、煙草1本だけもらえませんか?」

知らない顔だ。
初対面の人にいきなり5本も10本もくれとは、
普通は言わないだろう。
ならば「1本だけ」の「だけ」は余計である。
いや、1本くれだってあまり言わないか。

少し苦笑いしてポケットから煙草を取り出す。
無言で差し出すと、彼は手を出して受け取った。

「すいませんねぇ。火はあるんで大丈夫です」

特に心配はしていないけれど。
なかなかに発言がユニークな
お兄さんであったことよ(多分ボクよりも年は下)。

信号が青を灯して、
それぞれが発進。
ボクは右に、彼は左に。
背後でクラクションの音がかすかに聞こえた。
たまらないなぁ、こういうの。

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2006 10 09

独居転動説立志編其之弐 決思

部屋を決めてきた。
まだ確定ではないが、条件を算段して
あとは審査と交渉という手はずである。

その部屋自体はいくつかの仲介業者が扱っている。
二つの賃貸仲介店で同じ部屋を見た。
不動産の賃貸仲介とは
そういったシステムではあるらしい。
最初に案内してくれた賃貸住宅店の担当者、
元々は芸人だったようだ。
そう話していた。
部屋が気に入ったのももちろんあるが、
彼から借りたいと思った。

ボクはあんまり形式張ったのが好きではない。
極力フランクでフラットでニュートラルでいたい。
上とか下と右とか左とか、
与える側とかもらう側とか。
マナーとしてわきまえることは大事だと思うけれど、
マナーはマナーでルールではない。
ルールだと思えば
その枠からはみ出ないように
規律のアウトラインを凝視する。
人を見ない対人の関係に
気持ちのつながりは生まれないだろう。

彼にはそういうのがなかった。
全くないわけではなかったろうが、
あまり感じられなかった。
友達と話しているようにリラックスしていられた。
通り一辺倒のサービストークもほとんどなかった。
不便じゃないですか。
へんなとこですね。
これはやめたほうがいいですよ。
ボクはこれはイヤですねぇ。
無理矢理ほめず、生の意見のオンパレード。
かえって信頼してもいいかなと思えた。
天の邪鬼だろうか。

そういうわけで、再度彼の元へ行き、
入居の希望を申請した。
彼も覚えてくれていたようで話は早かった。

条件に関しては、少し希望を出した。
言うだけ言ってみた方がいいですよ。
これも彼の言葉である。
仕事と考えれば、面倒な交渉ごとが増えるわけで
ましてや、担当は彼自身である。
万来というわけにもいくまいと思う。
それをこともなげに言い放ち、
押しつけがましくなく
苦労を買って出てくれる姿勢には感銘を受けた。

言葉に甘えて出した条件は
けっこう厳しいものだったと思う。
しかし、交渉は意外にすんなりと行きそうな気配である。
イケるもんなんですねぇ。
担当の彼は破顔しながらひとごとのように
そう言った。

もしかしたら
そういったキャラクタを演じているのかもしれない。
うまくかつがれている可能性も無いとは言えない
ボクはチョロいカモなのかもしれないが
満足しているので問題なしだ。
彼に何がしかのプラスがあればいいなと思う。
騙されているかどうかは
主観の問題だ。

休日で条件と入居者の審査は
明日以降となるようだ。
条件が通れば
来月には入居ということになる。
ふところには、一足先に冬が来そうだ。

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2006 09 30

夜包空漠 風扇潮騒

星がちりばめられた空の絨毯に
血を流しそうに月が突き刺さる
身体をぬぐう涼やかな風
頬に心地よく
茶色に変わる緑色
花が草がしゃべり出す

髪を振り乱した静かな本流に
波に乗せて声を突き立てる
身体に纏う賑やかな風
肌に心地よく
紫色に変わる青
海が雲がしゃべり出す

夜の空気を吸い込んで
加速度の僕を鎮めよう
夢の入口には 千と一の物語

汚れた右の手を掲げ
瞼を閉じて
明日に生まれ変わろう

握った左手を開け
瞳を閉じて
明日に生まれ変わろう

Even the time limit is 061 another days.

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